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レビュー

2022/11/05

2024/01/14

CANYON純正フロントライト & リアライトをレビュー

CANYON純正フロントライト & リアライトをレビュー

CANYONのロードバイクを購入するにあたって、CANYON純正のフロントライト「Canyon Frontlight Set」と、リアライト「Canyon Cycling Rear Light」を追加購入しました。この記事ではライトを実際に使ってみた感想をお届けします。

購入して良かったと感じていますが、不満を感じる点も少しあります。購入しようかどうか迷っている方の参考になればうれしいです。

目次

Canyon Frontlight Set

購入したフロントライトはCanyon Frontlight Setという商品。以下がセットになったもので、2022年11月時点での価格は12,100円です。

  • FLASH 800 (最大出力800ルーメンのフロントライト)
  • ライトおよびサイクルコンピューターをハンドルに取り付けるための一体型マウント

FLASH 800とマウントは磁力で固定するのが特徴。それぞれの凸凹を合わせることで取り付けます。磁力はかなり強力で、ライド中に不意に外れてしまうことは無さそうです。

取り外しの際は、マウントに付いているボタンを押しながらFLASH 800を下に引っ張ります。固定力は強力でありながら、簡単に取り外しが可能です。

重量

実測の重量はマウントが48g、FLASH 800が135gでした。マウントの重量は公式サイト上に記載がありませんでしたが、FLASH 800は公称重量どおりです。

マウントの重量
マウントの重量
本体の重量
本体の重量

取り付け

Ultimate CF SLXのハンドルに取り付けてみるとこんな感じ。CANYONで統一されていることによる見た目の一体感が素晴らしいです。

Garmin Edge 530を取り付けてみるとこんな感じ。サイクルコンピューターとマウントの上端がピッタリ合っていればなお良かったと思いますが、特に気になりません。

ハンドルを上から見た様子がこちら。やや斜めに角度が付いているのでサイクルコンピューターの画面が見やすいです。

サイコンマウントはGarminとWahooの両方に対応

特にアダプターをかませることなく、このマウント1台でGarminとWahooのサイクルコンピューターを取り付け可能です。サイクルコンピューターのマウント部分を90度回転させることで、GarminとWahooの切り替えができるようになっています。

裏側で固定しているネジを緩めることで回転が可能。初期状態ではWahooに対応する状態になっていました。

他社製ライトとの比較

FLASH 800の最大出力は800ルーメンということで、OLIGHTのRN800あたりが競合になると思います。

それぞれのスペックを比較した表が以下です。FLASH 800のスペックはCANYONから、RN800はOlightの製品ページから引用しています。

FLASH 800

RN800

価格

12,000円

(マウント込み)

6,695円

公称重量

135g

172g

使用時間

(200ルーメン)

4.5時間

8時間

使用時間

(400ルーメン)

2.3時間

4時間

使用時間

(800ルーメン)

1.5時間

2時間

使用時間

(フラッシュ)

無し

7~9時間

FLASH 800のほうが軽量ではありますが、使用時間ではRN800に劣ります。FLASH 800には長時間使えるフラッシュモードが無いため、ロングライドでデイライトとして使うには少々厳しいです。

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(2023/02/26 訂正)

FLASH 800の電源をONにする際に、電源ボタンを長押しし続けることでフラッシュモードで起動することを確認しました。フラッシュモードで使用することでデイライトとしても使用できそうです。

こちらは読者の方からメールにて教えていただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。

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RN800のような他社製ライトを使う場合、CANYON純性のマウントは使えません。Rec-Mountsなど他社製のマウントを別途購入する必要があります。

Canyon Cycling Rear Light

購入したリアライトはCanyon Cycling Rear Light。2022年11月時点での価格は3,700円です。

重量

マウント込みの実測の重量は25g。他社製のリアライトと比較しても軽量な部類だと思います。

なお公称重量は24gで、マウントと合わせると公称重量どおりです。

デイライトとして使用可能

FLASH 800とは異なり、Cycling Rear Lightは24時間使用可能なフラッシュモードに対応しています。先日、約7時間のロングライドで終日デイライトとして使用しましたが、バッテリー切れになることはありませんでした。

Ultimateのシートポストにスマートに取り付け可能

Cycling Rear Lightの最大の利点が、Ultimateのシートポストにバンドなしで取付できること。以下のように非常にすっきりした見た目になります。

どのように取り付けているかというと、Cycling Rear Lightに付属する以下のマウントを使っています。

2022年にフルモデルチェンジされたUltimate CF および Ultimate CF SLXのシートポストには、このマウントを取り付けるためのねじ穴が切られています。取り付けるとこのような感じ。

Cycling Rear Light側の裏側上部には、このマウントに対応する溝が切られています。

マウント上部のレバーのような部分を押しながら、Cycling Rear Lightを上から差し込むことで取り付けます。固定力は非常に強力で、走行中に外れてしまうことはまずないです。

充電できるケーブルが限られる

最大の不満点がこちら。付属のUSB-Cケーブルなら問題なく充電できますが、もともと所有しているUSB-Cケーブルでは端子が奥まで差し込めず充電できませんでした。

問題なのはケーブルの差込口。クリアランスが非常に狭く、ケーブルによってはこの部分で引っかかってしまいます。

付属のUSB-Cケーブル(上)とAmazon BasicのUSB-Cケーブル(下)を見比べた図がこちら。Amazon Basicのほうは付属のケーブルよりも端子の左右の出っ張りがやや大きく、この部分が引っかかってしまっていると思われます。ケーブルにこだわりのある方は注意が必要です。

なおFLASH 800のほうは付属以外のケーブルで問題なく充電可能でした。

CANYONで商品を購入する際の注意点

CANYONで商品(ロードバイク以外)を購入する場合、1回の発送につき一律2,100円の配送料がかかります。1商品あたりの配送料を安くするために、商品はこまめに購入するのではなくまとめて購入することをおすすめします。

住所入力などの注意点については以前に以下で記事にしました。

まとめ

CANYON純正のフロントライトとリアライトについてのレビューでした。

リアライトについては少し不満に感じる点がありましたが、やはりCANYONで統一することによる見た目の一体感は素晴らしいです。結果としては非常に満足しています。

この記事が参考になればうれしいです。