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レビュー

2023/04/22

2024/01/14

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SOUNDPEATSのイヤホン「RunFree」をレビュー

SOUNDPEATSのイヤホン「RunFree」をレビュー

SOUNDPEATSより、ワイヤレスのオープンイヤー型イヤホン「RunFree」が新発売されました。ここではRunFreeの特徴や、他社製品と使い比べた結果を正直にレビューします。

RunFreeはお求めやすい価格ながら優秀なスペックを持ち、様々な場面で使えるコスパの良いイヤホンであると感じました。「ながら聴き」イヤホンの購入を検討している方にはおすすめできるイヤホンです。

※本記事の製品はSOUNDPEATSより提供いただいています。

目次

RunFreeはどんなイヤホン?

RunFreeは装着時に耳をふさがないイヤホンで、外音を取り込みつつイヤホンの音を聴くことが出来るのが特徴。「ながら聴き」に最適なイヤホンです。

RunFree イメージ

詳細なスペックは後述しますが、長時間の連続使用や防水対応でランニングなどのワークアウト時に活躍してくれます。マルチポイント対応や豊かな低音再生など、普段使いもこなせるイヤホンです。

RunFree 装着イメージ

内容物

箱を開けてみるとこんな感じ。RunFree本体のほか、以下が付属していました。

  • 充電用USB Type-Cケーブル
  • 説明書
RunFree 内容物

説明書は日本語にも対応しています。翻訳もしっかりしているため安心して使用できます。

RunFree 説明書

充電用のUSB Type-Cケーブルが付属しますが、すでに所有しているUSB Type-Cケーブルでも問題なく充電可能でした。

外観

こちらがRunFree本体です。

RunFree 本体の写真

RunFreeの物理ボタンと充電コネクタは全て右耳部分に配置されています。以下は物理ボタンです。(ボタン操作については後述)

RunFree 物理ボタン

ボタンを横から見ると、以下のように真ん中のボタン(電源/再生ボタン)だけ突起が大きくなっています。ボタンは密集していますが、これを頼りに各ボタンの位置を把握することが可能です。

RunFree 物理ボタンの突起

ボタンと反対側の面には充電コネクタ(USB Type-C)があります。

RunFree 充電コネクタ

RunFreeの音は以下の穴から再生されます。装着した時にちょうど耳穴の位置にくる部分です。

RunFree 音が再生される穴

スペック

RunFreeのスペックは以下の通りです。

価格

6,680円

タイプ

無線

形式

オープンイヤー型

本体操作

物理ボタン式

ドライバー方式

16.2mmダイナミックドライバー

再生周波数帯域

20Hz~20KHz

対応コーデック

AAC,SBC

Bluetoothバージョン

Bluetooth5.3

最大持続時間

14時間

重量

28g

充電時間

1.6h

充電コネクタ

USB Type-C

マルチポイント

防水性能

IPX4

手頃な価格ながら、必要なスペックはしっかり備えているという印象です。なかでも個人的に特筆すべきと感じる点が以下です。

連続使用時間が長い

RunFreeは14時間の連続使用に対応しています。これはワイヤレスイヤホンの中でもかなり長いと思います。

満充電までに要する時間も1.6時間と短め。モバイルバッテリーと併用すれば、外出時でもバッテリー切れで使用できないということはまず無いでしょう。

最大2台までのマルチポイント接続に対応

マルチポイントとは、1つのワイヤレスイヤホンなどの機器を複数の再生端末に同時に接続できる機能のこと。RunFreeは最大2台の再生端末に同時接続が可能です。

例えばRunFreeをiPhoneとiPadに接続すると、iPhoneで音楽を再生すればiPhoneの、iPadで音楽を再生すればiPadの音楽がシームレスに再生されます。再生端末側のBluetoothの設定をわざわざ切り替える必要が無いので、複数端末を用途によって切り替えるような使い方をする場合に非常に便利な機能です。

物理ボタンによる操作

RunFreeには電源ボタンと音量+、音量-の計3つの物理ボタンがあります。

各ボタンに長押し操作と複数回押し込むことによる操作が割り当てられており、ボタンの数以上に様々な操作が可能です。以下は説明書に記載の内容です。

電源オン / 電源オフ

電源ボタンを長押し

再生 / 一時停止

電源ボタンを1回押す

音量を下げる

「-」ボタンを1回押す

音量を上げる

「+」ボタンを1回押す

曲戻し

「-」ボタンを1.5秒長押し

曲送り

「+」ボタンを1.5秒長押し

電話を受ける / 切る

電源ボタンを1回押す

着信拒否

着信中、電源ボタンを1.5秒長押し

割込み通話

通話中、電源ボタンを2連続で押す

音声認識アシスタントを起動

(Siri/Google)

電源ボタンを2連続で押す

ゲーミングモードON/OFF

電源ボタンを3連続で押す
※説明書には記載があるものの動作しなかったため詳細不明

個人的な感想ですが、よく使う曲戻し/曲送りの操作がボタンの連続押しではなく、ボタンの長押しに割り当てられているのが良いです。他社のイヤホンを使っていて、ボタンの連続押しはうまく反応しないと感じることがあるからです。

使ってみて感じた良かった点

RunFreeを様々なシチュエーションで使ってみて良かった点について記載します。

音質がかなり良い

在宅ワーク中の「ながら聴き」で使用しました。オープンイヤー型ということで音質にはあまり期待していませんでしたが、想像していたよりもずっと音質がよく驚きました。

オープンイヤー型は低音域が弱い印象がありましたが、バンドサウンドを聞いてみるとベースやバスドラムの音をしっかり感じることが出来ます。密閉型のイヤホンと比較してしまうと劣ると思いますが、用途を考えれば十分満足できる音質です。

装着感も良好

RunFreeを実際に装着してみるとこのような感じになります。

RunFreeを装着

耳元のパーツが大きめですが、RunFreeの重量は28gしかないため、見た目に反して重さはそれほど感じません。

眼鏡をかけた状態で長時間使用しても耳が痛くなりにくく、装着感は良好です。RunFreeの表面は全体的にシリコン素材になっていて、肌に優しい感じがあります。

リモートワークでの使用にも最適

RunFreeがワークアウトで活躍するのはもちろんですが、リモートワークでも非常に便利に使うことが出来ました。

RunFreeをiPhoneと業務用PCに接続しておくことで、普段はiPhoneの音楽を聴きながら仕事をしつつ、必要なときにWEB会議をする、ということがRunFree1台で完結できます。RunFreeのマルチポイント対応のおかげで、一度接続を済ませてしまえば再生端末が自動で切り替わるのでストレスフリーです。

RunFreeのマイク性能は良好なようで、通話中の相手にマイクの音質について尋ねたところ問題なく聞き取り可能ということでした。14時間の連続使用に対応しているため、1日中使用してもバッテリー切れを起こしにくいこともメリットです。

気になる点

RunFreeの良い点ばかりを書きましたが、逆に気になる点もありました。

物理ボタンがやや押しにくい

RunFreeを装着したとき、物理ボタンは耳の後ろ側に位置します。ボタンを押す場合は以下のように、ボタンとは反対の面を親指で抑えつつ、人差し指でボタンを押す形になると思います。

RunFreeの物理ボタンを押し込む様子

このとき手首を少し返さないといけないのと、親指の位置には耳たぶがあるためボタンが押しにくいです。物理ボタンはやや強めに押しこむ必要がある点も使いにくさを感じました。物理ボタンが違った位置にあればもう少し使いやすかったと思います。

化粧箱がややチープ

RunFree本体のレビューではないですが、高価格帯のイヤホンと比較すると化粧箱のつくりがやや安っぽい感じがします。

RunFreeの化粧箱

この辺りは価格を抑えていることが影響しているのでしょう。私は製品本体の価格を抑えてくれるならむしろそれ以外の部分はチープで良いと考えますが、人によっては気になるポイントかもしれません。

他社製イヤホンとの比較

私はShokzの骨伝導イヤホン「OpenRun Pro」をすでに所有しています。

OpenRun ProはRunFreeと同じような場面で活躍するワイヤレスイヤホンであり、どちらを購入しようか迷っている方も多いと思います。ここからはRunFreeとOpenRun Proを複数の観点で比較していきます。

外観比較

左がOpenRun Pro、右がRunFreeです。比較すると全長はRunFreeのほうが大きいですが、バンドの長さはほぼ同じです。

OpenRun Pro とRunFreeの比較

実際に装着した様子を比較してみます。まずはRunFreeを再掲します。

RunFreeを装着

続いてOpenRun Proを装着した様子がこちら。OpenRun Proは耳を覆わないので、見た目はこちらの方ががすっきりしている印象です。

OpenRun Proを装着

スペック比較

記事冒頭で記載したRunFreeのスペックをベースに、OpenRun Proのスペックを付け足した表が以下です。OpenRun Proのスペックは公式サイトからの引用で、不明な項目は「-」と記載しています。

※表が見切れてしまう場合はスクロールできます

RunFree

OpenRun Pro

価格

6,680円

23,880円

タイプ

無線

無線

形式

オープンイヤー型

骨伝導

本体操作

物理ボタン式

物理ボタン式

ドライバー方式

16.2mmダイナミックドライバー

-

再生周波数帯域

20Hz~20KHz

20Hz~20KHz

対応コーデック

AAC,SBC

SBC

Bluetoothバージョン

Bluetooth5.3

Bluetooth5.1

最大持続時間

14時間

10時間

重量

28g

29g

充電時間

1.6h

1.0h

充電コネクタ

USB Type-C

独自規格

マルチポイント

×

防水性能

IPX4

IP55

上記の表で単純に比較すると、充電時間と防水性能はOpenRun Proが、それ以外の項目はRunFreeのほうが優れています。RunFreeは圧倒的に価格が安く、コスパの良さが目立ちます。

個人的にはマルチポイント対応の有無が大きいと感じます。OpenRun Proはマルチポイントに非対応(記事執筆時点)なため、マルチポイントが使いたければRunFree一択です。

また、RunFreeはUSB Type-Cケーブルで充電できることもポイント。OpenRun Proは充電コネクタが独自規格であるため、充電ケーブルが断線するなどして使えなくなってしまった場合は専用品を購入しないといけません。

使用感での比較

実際に使ってみないと分からない点について、RunFreeとOpenRun Proを比較した結果の表が以下です。感じ方には個人差があると思うので、参考程度にお願いします。

RunFree

OpenRun Pro

音質

外音取り込み

装着感

物理ボタン

WEB会議での使用

音質

音質は間違いなくRunFreeに軍配があがります。やはり骨伝導イヤホンと比較すると、オープンイヤー型であるRunFreeは音質面で有利です。

外音取り込み

RunFreeは耳元をイヤホンが覆う形になりますが、外音の取り込み性能は両者であまり差が無いように感じました。

装着感

RunFreeの装着感は良好ではあるものの、OpenRun Proはさらにその上を行く印象です。OpenRun Proは耳周りがすっきりするため、快適性がより優れていると感じます。

物理ボタン

RunFreeの物理ボタンがやや使いにくいというのは前述したとおりです。

OpenRun Proは物理ボタンが本体の下部に位置するため、以下のように本体の上部を人差し指で抑えつつ、親指で自然にボタンを押すことができます。それほど力を入れなくてもボタンを押し込むことが出来るのも〇。

OpenRun Proの物理ボタン

WEB会議での使用

WEB会議での使用を検討するならRunFree一択だと思います。これは前述したマルチポイントによる利点だけでなく、OpenRun Proの仕様に使いにくい点があるからです。

OpenRun Proは、マイクをミュートした際に一定間隔でアラート音が鳴るという仕様があります。これは使用者がマイクをミュートしていることを忘れないようにするための仕様だと思うのですが、記事執筆時点ではこのアラートが鳴らないよう設定することができません。マイクをミュートする機会は割と多いので、この仕様はお節介だと感じています。

一方、RunFreeはマイクをミュートしてもそのような挙動をしないため、通常のヘッドセットと同じ感覚で使用することができます。

まとめ

SOUNDPEATSの「RunFree」の特徴や、実際に使ってみて感じたレビューをお届けしました。

RunFreeは競合の他社イヤホンと比較しても魅力的なスペックを備えつつ、価格も抑えられた非常にコスパの良いイヤホンだと感じました。ワークアウトだけでなく普段使いにも最適なため、持っていると生活の質が向上します。様々な方におすすめできるイヤホンです。