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2022/10/02

2024/01/14

LOOK KEO BLADEのブレード交換手順

LOOK KEO BLADEのブレード交換手順

KEO BLADEペダルに装着されているブレード(板バネ)を交換するために必要な工具や、作業手順を写真付きで解説します。またテンションの異なるブレードに交換してみた感想もお届けします。

目次

ブレード交換にいたった経緯

先日、KEO BLADE CARBON CERAMIC TIペダルを購入したという記事を書きました。

記事にある通り、ペダルに標準装備されていた16Nmのブレードは固定力が強すぎて普段使いには不向きでした。そこで12Nmのブレードに交換することでより使いやすくしたい、というのが交換に至った経緯です。

用意するもの

交換用ブレードセット

ブレードと、ブレードを取り付けるための工具がセットになったものを準備します。私はペダル購入時に付属したスペアを使用しました。

トルクスレンチ(トルクスドライバー)

交換手順の中でペダルに取り付けられているボルトを外す必要がありますが、そのためにトルクスレンチ(トルクスドライバー)と呼ばれる、先端が星型になっているレンチが必要です。レンチのサイズにも指定があり、T8とT10という2種類のサイズが必要です。

私は作業するにあたって以下を購入しました。交換に必要なトルクスドライバーはこれ1つで揃います。少し小さいですが、問題なく作業可能です。

交換手順

ボルトを外す

まずはペダルのスピンドル側にあるボルトを緩めていきます。使用するトルクスレンチのサイズはT8です。

このボルトを緩めるためには、反対側のボルトが共回りしないように抑えてやる必要があります。そこで以下のように反対側のボルトにT10のトルクスレンチを差し、共回りしないようにしながらボルトを緩めていきます。

緩めていくとこんな感じでボルトが外れます。

シャフトを引き抜いてペダルを分解する

次に使うのが交換用ブレードセットに付属している以下の工具です。

この工具を、先ほど外したボルトの代わりに取り付けます。先端がねじ切りされているので時計回りに締めていきます。

この状態で工具を押し出せばシャフトを引き抜くことができますが、かなり固いので手で押し出すのは難しいです。以下のように机の上に工具を押し付けて、上から体重をかければ押し出すことができます。

押し出す前
押し出す前
押し出した後
押し出した後

この状態でシャフトを引き抜けば、以下のようにペダルを分解することができます。シャフトに取り付けた工具はそのままにしておきます。

ブレードを取り付ける

交換後のブレードをペダルに取り付けていきます。かかと部分に以下のようにブレードを取り付けるための溝が切られているので、ここにブレードをセットしてシャフトが取り付けられる状態にします。

シャフトを元に戻す

シャフトを引き抜く際に使用した工具を付けたままの状態で、シャフトを穴に通していきます。

引き抜くときと同様、かなり力を入れないと取り付けできません。机にシャフトを押し付けて、上から体重をかけて取り付けましょう。

ボルトを元に戻す

あとはシャフトに取り付けた工具を外し、外していたボルトをもとに戻せば交換作業は完了です。

交換後に使ってみた感想

16Nmのブレードと比較すると明らかにクリートの脱着がしやすくなりました。信号待ちでクリートを外す機会が多い普段使いであればこちらの方が適切だと感じます。

さらに固定力の弱い8Nmというテンションのブレードも存在するようなのでいずれ試してみたいと思います。

まとめ

KEO BLADEのブレード交換手順について解説しました。工具を揃えないといけないのが手間ですが、交換作業自体は思っていたよりも簡単でした。

この記事が参考になれば幸いです。